私たちは、非営利型一般社団法人ファースト・ステップです。
非営利型一般社団法人ファースト・ステップは、2002年2月に作成した、「みおのはじめのいっぽ」から活動を開始しました。
2002年5月から「サバイバー支援グループ First Stepファースト・ステップ」として活動。
2002年6月に、DVや虐待に関する情報を集めたポータルサイト「ファースト・ステップ」をオープン。
サバイバー(被害当事者)と、支援者、行政などをつなぐため、また加害者に自覚してもらうためのサイトでした。
まだ、インターネットが市民権を得ていたとは言い難い時代でしたが、国内外から多数のアクセスがありました。
2003年からは、オープンの掲示板と会員掲示板を作成し、お互いの体験などを共有していくことができました。
そこに集まった声から冊子「サバイバーからの提言」を作成し、第一次DV防止法改正の場で配り、いくつか反映していくことができました。
ごあいさつ
わたしたちにとっての「Home」がある社会を目指して
非営利型一般社団法人ファースト・ステップ代表 高橋 実生
私は、ずっと私が嫌いでした。
「生きづらさ」を抱えつづけ、死は私にとって「憧れ」でもありました。
家でくつろぐことができず、家の中で気を使い、時には危険を感じてきました。
「自分」を主張することは「悪」とされ、「家族でも相性が合わないことはあるのだ」と言われ、「お前は最低の人間だ。親だから言ってやれるんだぞ」という言葉に振り回されて、生きてきました。
そんな私が「『自分』を取り戻したい」と考え、はじめたのが「ファースト・ステップ」でした。
オズの魔法使い(The Wonderful Wizard of Oz)で、主人公のドロシーが帰りたいと願ったのは、カンザスの家です。おじさん、おばさん、飼い犬のトトと暮らす家です。
ドロシーが「There is no place like home !」家に帰る時のおまじないです。
「おうちが一番!」
そういえる「Home」が欲しい、必要だなと感じたのです。
「Home」ってどんなところだろう、と考えました。
「安心で安全でくつろげて自分を好きでいられる場所」、それが生まれ育った「家」である方も多くいるでしょう。「家族」という形も多様でいいのだと思います。
うまれた家が「おうちが一番!」と思えなかったあなた。
一緒に、「おうち」を作っていってみませんか?
最初は、住むところではないかもしれません。
ちょっとお休みできるところ、お休みできる「保健室」のようなところがあればいいと思いませんか。
安心と安全を確認しながら、あなたが「住むところ」が「一番のおうち」になるように、
一緒に考えて、動いて、いってみませんか。
「はじめのいっぽ!」と一緒に掛け声をかけて、歩き出してみませんか。
歩いていくためのあかりや地図、ときには杖を用意しながら、いろいろ話しながら歩いていきましょう。
高橋 実生プロフィール
自身のDVからの脱出をきっかけに、DVや虐待被害の当事者による支援グループ「ファースト・ステップ」を立ち上げる。活動を通して貧困問題への対応の必要性に迫られて2013年に「フードバンクかわさき」を設立。
団体概要
- 名称
- 非営利型一般社団法人ファースト・ステップ
- 法人格取得日
- 2013年6月5日
- 代表
- 高橋 実生
- 所在地
- 神奈川県
- 主な事業
- DVや虐待などの「ファミリーバイオレンス」をはじめとする犯罪被害の予防、当事者の予防・発見・ケアに関する活動/若者および障病者を含む生活困窮者の発見・ケアに関する活動
- メール
- info@family-v.jp
- WEBサイト
- https://family-v.jp
- 定款
- 定款PDFをダウンロード
- 個人情報保護規程
- https://family-v.jp/privacy-policy/